声をあげる

今日、官邸前で10万人を超える大規模な原発反対のデモがあり、デモ終了後に近くで集まっている知人達に合流して話をしてきました。

昨年の4月に高円寺であった大規模デモを見て、果たしてデモ参加者は主旨である原発に反対なのか？日頃の不満を爆発させたいだけなのでは？と疑問に感じましたが、今回はちょっと様子が異なった様です。もちろん、自己満足の為に参加し、警官隊と”争いたい”、”揉めたい”という方々も一部いらっしゃった様ですが、参加者の多くは粛々としかし、熱い気持ちでその気持ちを訴え、大きな混乱もなく20時の終了を持って一斉解散をしたようです。

警察の方も厳命されたのか、自らの意志なのか、紳士な方ばかりだったと聞きます。

 

311の震災以降、より深く社会、そしてこの国とのつながりを考えるようになり、メディアの報道を鵜呑みにせず、一人一人が自分の価値観をしっかりと持ち、しかも他の意見もきちんと尊重した上で、行動する、そんな自立心を子供のうちからしっかりと育んでいきたいとより強く思うようになりました。

今私たちが持つ情報はそれこそインターネットが一般的に普及する10年前に比べたら飛躍的に増えました。しかし、その情報を精査したり、知識にしていく能力は減退していると言われています。

言葉、そして文章を書き、読む力、子ども達に教えていかなくちゃいけない事は、数えきれない程沢山ありますが、諦める事なく毎日毎日、しっかりと教え、そしてやらせてみせて、やろうとする意識を育み続けていく事。

数ある私がやれる事の中でこれだけはやり抜こうと思うと共に、保育現場での教育が社会に対していかに重要な位置づけにあるのか、責任を強く感じる時間でした。