保育園や幼稚園を運営している多くの方がそうである様に、スタッフ全員、子供達と接する時に強く意識しているのは親御さん同様、どんな大人になってもらいたいか?という事です。
「健康であれば」「間違った事をしなければいい」「優しさを忘れない大人に」と枚挙にいとまがないのですが、中でも強く意識している事は『リーダーたる人物』です。
リーダーの条件とは何でしょう?
これについて、明確な答えを持っているわけではありません。他から学ぼうと多くのメンターと話したり、本を読んでみましたがそれでも良く分かりません。同じような事が書いてあったり、同じような事を言われても、よくよく考えてみるとじゃあ何だろうという事になってしまう。
企業でリーダーの条件となると、まずはともあれ数字は残すという事ですが、その為に何をしたのか?という事も大切な事です。結果を残していくだけでは人はついていかないし、結果を残す事が出来なければ口だけだという事になるからです。
先日発売されたハーバード・ビジネス・レビューに次のくだりがあります。
自分らしさを貫くリーダーは、みずからの目標に情熱的に取り組み、みずからの価値観をぶれる事なく実践し、知識だけでなく感情の面から、人々を引っ張っていきます。
目標意識、つまり、その見つけ方/建て方/そこに対して全力で取り組む力。具体的にコレとコレという事や、短時間だと学んだ気にはなれるだろうけれど、腹に落とすというところまではいかないと思います。
リーダーとは創られていくものなのでしょう。だから、端的に学べるものでなく、小さな事を継続し大きな力になったり、、、、それがリーダーの条件全てにつながっていく。
だからこそ りりぱっと では、努力する為の人間基盤を作る事を強く意識し、日々の生活の中で本人がこれからの人生の中で、決して後ろ向きにならず前向きに多くの環境へと飛び込む勇気や機会を自ら作れるような器を少しずつでも創る事が大切なのだと思っています。
さて、同書籍には次の様な事も書かれています。
リーダーシップはその人の人生経験に大きく影響される。
意識的か無意識かを問わず、(リーダーである)彼ら彼女らは現実世界での経験を通して試行錯誤し、みずからを振り返っては「おのれの本質とは何か」について理解しようと努めてきました。そのような切磋琢磨のなかで、リーダーシップの目的を悟り、自分らしくあることがリーダーとしての能力を高める事を学んできました。
リーダーとしての特性や資質はけっして生来的なものではなく、何か背中を押してくれるキッカケを待つ必要もなく、あまつさえ組織のトップに立つ必要もありません。自分の可能性はいますぐにでも発見できるという事なのです。
自分の可能性を自分で見つけられる力、少しでも子供達に創られる様、日々接していきたいと思います。
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