今までは空間認識力を作る為、鏡の問題や転写などを積極的にやってきましたが、今年も一部の子どもたちに算数を教え始めました。
来年の1,2月頃までには5桁程度の足し算、引き算の虫食い算は出来る位は目指したいと思います。
さて、漠然とはしていますが、りりぱっとは、卒園した子供達が周りの友達から「教えて〜」とか「凄いね」といった事を沢山言われるようになり、様々な環境にも対応できる多様性を身につけ、早くからリーダシップを発揮していく事が出来るようになって、大人になった時、大きな社会貢献ができるような人物になってもらいたいと願っています。
私達はその為に、次を教育の柱としてそれぞれの連携を意識しながら日々の保育をしています。
環境問題や技術進化による文化の変化など、今の子どもたちが大人になる頃はどんな世界になっているでしょうか?その頃、どんな働き方があり、どんな人材が求められるようになるでしょうか?
そんな未来をイメージした上で逆算し、いかに「上手におとなになる」のか?
「食と身体」、「アート」、そして「生活」と「学習」のそれぞれを連携させつつ、さらに、この基板となり支えるものとして次のバランスを意識します。
スポーツの世界で例えると分かりやすいですが、いかに身体能力が高くても本番に弱かったり、また知識や判断力など能力が高くても、そもそも感情にブレがあると失敗したりする事は良くあります。
メンタルトレーナーなる存在がいるのもこうした事が一因だと思いますが、これら3点のバランスがうまく取れるようにする事はとても大切だと思います。
日々、様々な事を教えていく中で、単純に教えた事が出来る出来ないという結果にフォーカスする◯☓式でなく、どういう過程を踏んだかをじっくり観察して、日々の繰り返しの中で「努力する事で何でも克服できるんだ」という事も意識しなくてはいけません。
「数学が苦手」は生まれつきではなく努力によって克服可能 という記事にも興味深い事が書いてあります。
知性・知識に対する考え方には「自分の知識はいくらでも変えていける」「知識は決まった容量しかなく、自分ではそれを変えられない」という2つの方向性があることが明らかになっていて、「知識は変えていける」と考えている学生が高い成績を収めていることもわかっています。
これはとても大切な事ですが、ただの前向きな奴というだけでなく、少しでも理屈として、知識が変えていけるんだという事をきちんと理解させたい。
だから、あるプリントが出来た時には、以前は全く出来ていなかった時のプリントを見せてあげて、さらに登山をしている様な絵を書いて日々の努力を可視化して、しっかり頭に残してあげる。
そしてもう一つが予備知識。これがある事で、「自分は算数(数学)に向いている」と考えるようになり、それ以降も勉強に励むので、優位性が確立されていきます。とあります。
”机に向かう習慣をつけて”、”知識は努力で変えていけるんだ”という事をきちんと理解した上で、予備知識の袋に色々な事を沢山つめていく。
長文になってきましたが、この辺りの事については年内に説明会の時間を設けさせて頂きたいと思っていますので、楽しみにお待ち下さいませ(^^)。