「シリウスの道」を読んで以来の藤原作品。有能でありも、組織の中でははみだしている。ちょっとしたヒーロー的資質を持つ主人公が出てくるのはシリウスと同じだけれど、それとは全く異なるストーリー展開がそこにはあった。
人物描写は素晴らしく、アクション含め様々な要素が散りばめられている。
たまたま見たTVで、「クリームパフェなどのパフェの由来はPerfect Dessertのパーフェクトからきている」という事を知ったけれど、この人の書く作品は本のパフェと言っても過言でないと思う。
野沢尚、そして藤原伊織、大好きな作家の新著がもう読めないのは悲しい。
てのひらの闇 (文春文庫) | |
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