ジョン・レノンの有名な言葉に「ビートルズは、ほしいだけのお金を儲け、好きなだけの名声を得て、何も無いことを知った」というものがあります。
先日、青山にあるシェアオフィスfaroの堀さんと本の話を聞かせて頂いていた時に出てきた言葉ですが、とても意味深い言葉です。
人はいつもあまり考え過ぎると疲れてしまう為に出来るだけ頭や脳に負担をかけ無いようにしてくれる優しい仕組みで出来ています。だから、例えば、スーパーに買い物に行く前に、私は何のために、その目的を達成する為に何を持って、どういうルートで行って、入り口では云々かんぬんといちいち考えないで住んでいます。
それは例えば、何のために仕事をするの?という質問でも当てはまります。
さて、それをどうして?と突き詰めていくと、どうなるでしょうか?最初にパッと思った事と違ってきていませんか?
価値や目的って実は皆が答えを知ってるのに、優しい身体の仕組みの為になかなか気づかないでいる事ってありますよね。
その後、Connection of the Childrenの加藤さんと話をさせて頂きました。
以前から一度、話してみたいと思っていたんですが、共通の方の紹介で実現したという流れで、とても楽しい時間でした。
そんな加藤さんは学生時代に自転車でユーラシア大陸を横断した事があって、大企業への道もあったものの、違和感を感じ、今の仕事へとつながっています。
堀さんもそうなんですが、それなりの道が出てきてるのに「この先に何があるんだろう」と新しい挑戦を始めている、この行動力、つまりモチベーションのあり方はとても大きいと思います。
そして、モチベーションのベースには価値観の定義があります。
例えば、社会貢献がしたいと思う方はたくさんいるけれど、これは本当に大切だと思うからこそボランティアや募金、またそれに関連する様々な行動が生まれるけれど、腹に落ちていないといい加減なものになってしまいがちです。
では、そうした価値観を作るものはどこから生まれるのでしょうか?
社会とのつながりを考える機会が日常生活の中で少くなりつつある中で、教育の役割は大きいと改めて感じます。
大学では少しずつ変化が始まり、センター試験の改革も着手されましたが、園にいる子供たちのこれからを考えると高校、中学、小学校、、、633制度で12年。
今の時代を生きている子供と接している私達が考える事は環境変化を待って対応するのではなく、12年後に起きていることを想定しながら子供達と接していかなくちゃいけない。
しかし、未来を予測することは難しい。だから、未来を作ることなら簡単だと思うのです。