昨晩、ライフハッカー編集部の納涼会に参加してきました。
20人強のこじんまりした会で編集部を中心に、取材を受けた方や寄稿している等でユニークな方もいらっしゃったんですが、子どもと直接関わる仕事をしているのは私だけ。つまり、子どもの教育とは?なんて固い視点でなく、子どもや親御さんにとって結構参考になる事を聞けるチャンスなのだ!
会場のお店に到着すると赤のキラキラシャツに、青い、これまたキラキラしたパンツを履いている怪しい方がいらっしゃいまして、これが編集長の米田さんに聞くと紹介されたところ、プロギャンブラーのNOBUKIさんだという。
どうにも気になって暫くお話させて頂きました。
だって、ドストレートにギャンブルですよ。子どもをギャンブラーに育てたいって思いますか?
ところが、ちょっと話してみると実にユニークな方なんです。ってより、全体から出る気がいいっていうのか、とても素敵な人でした。
もちろん、日本を含め世界にはギャンブル依存症で身を滅ぼした人が沢山います。私もそれについては問題だと考えています。しかし、そういう話しではなく、ポーカーだけで800冊以上の本を読み込む情報収集力、原動力は何か?後ろ指刺されても突き進む行動力は何か?・・・凄く興味がありませんか?
勉強だけじゃなく、世界には星の数程の仕事があって、人がいるんだよ。それだけ人も人生も面白いじゃないか。そんな事を言葉じゃなく、どうやって子どもに伝えられるだろう?
ーーNOBUKIさんからは出てきた言葉は非常にシンプルな答えです。
それは、「やりたい事をやらせる」という事です。
うん、分かりますよ、正しいですよ。でも、学校に入って周りが計算や文章をスラスラ読めるのの、自分の子どもだけがイエーイ!って。まぁ、こう言うとどうしても極論になりますが、協調性も社会性ももちろん大切なので、その辺を踏まえてって意味で理解下さいw。
さて、子どもが大きくなって大人になって、つまり今、大人の私たちは、勉強する、学校に入る、学校を卒業する、仕事をする。こうしたライフイベントの中で「自分が本当にやりたい事」を「考えぬき」、そして「行動しているか?」、与えられた仕事でも、考えぬいているか?って事を考えてみるとどうでしょう?
書店に行くと、毎年毎年、同じような自己啓発本が平積みになっています。その本に書かれている通りの事をすれば、この国にはもっと成功者が出る訳なのに。
つまりそれは、ただ、情報を流し込んで満足してしまい、内容を考え、知識にしていないからなのかもしれません。
ーー子どもの頃、ただ走って、友達と笑い合って、野山にあったもので新しい事をしたり、といった遊びを通じて自ら学んでいた子どもの頃、気付いてみれば席に縛られ、座っていれば教えてもらえ、課題を与えられ、その処理力で評価される環境が当たり前になってしまう。
そして社会に出ると、「これからは自分で課題を発見し、解決する創造力だ!」となる。
今までエンジン付きプロペラ飛行機で大空高く登ってきたのに、突然、エンジンを取り上げられグライダーの乗せられる。
エンジン付き飛行機に乗って、もっともっと空たかく昇っていってもらう為に、子ども達には何を語りかけ、何を考えさせればいいだろう。
学校のテストで100点を取るチカラは凄い。しかし、それ以上に子どもの可能性はそれこそ宇宙の様に拡がっているのに、世間体やレッテルに縛られてしまう。
NOBUKIさんと話しながら、ふと自分はどうだろうと考えずにはいられませんでしたが、子どもへの語りかけを含めた具体的な対応をどうするのか?この辺、永遠のテーマとしてご家族の皆さんと接していきたいと思います。