今日は「八宝菜のフワフワ玉子のせ」(もやし、玉葱、白菜、人参、豚肉、キャベツ、葱、玉子、青海苔、ごま油、調味料)です。ちょっと見えにくいのですが、シュウマイもセットしています!
さて、小話
キッザニアがopenした影響からか、ディズニーランドの清掃、大手ホテルのベッドメイキング、銀行や証券会社の金融講座など、子供向け職業体験などの企画が様々なところで見られます。
こういう話になると小学校の授業でもこうした事をどんどん取り入れていくべきだという意見がありますね。
確かに、経済やお金より、社会性や道徳などの強化がまずありきだという考えもあるでしょうし、そうした意見はごもっともだと思っていますが、そうした事を認めたうえで、個人的にはもっと経済や金融の知識を学べる機会があっても良いのではないかと思っています。
それまでもそうでしたが、ホリエモンや村上ファンドの事件以来顕著になってしまった、「儲ける事は美徳ではない」「お金の話は恥ずかしい事」という考え、報道を見ながら、どうもその内容は本質を欠いている気がしてなりませんでした。
今、「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) 」という本を読み始めていますが、最初のくだりを読んでいると少しずつその辺りのモヤモヤ感がクリアになってきます。
- ===引用===
「お金に働いてもらう」という事を知らないが故に本来なら得られるべき収入を実は放棄している - 資本主義社会に生きている以上、金融に関する健全な知識を持たないまま生きるという事はゲームのルールを知らずに試合しているのと同じことを意味する
- 預金を多く持てば持つほど、同じ資産額をリスク資産(株式、投資信託、債券など)で運用している人に比べ、長時間働かないと同じ分だけの収入を稼げなくなる
- リスク資産を回避し、労働力による収入を生活の中心に組み立てれば組み立てるほど、より長時間労働に頼らざるを得なくなるのです。
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そして、本書ではこうした長時間労働が生む問題点をマクロ的観点から捉えています。風が吹けば桶屋が儲かる的な考えかもしれませんが、大きな一因だと私も思います。
- ===引用===
- その結果として起きている大きな問題の一つが少子化です。
- ①労働者の労働環境が整っていないため、女性が働きながら子供を産むのが難しい
- ②男性の育児・家事への参加時間が他国に比べて極端に少ない。
- この二つの要因を引き起こしているものが、長時間労働です。
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確かに、こうした切り口はあるでしょう。一生懸命働く事はとても素晴らしい事。ただ、金融の知識をきちんともち、ルールを知る事で、本書でも説いているワークライフバランス(仕事と生活の調和)はもっと良い形でとれていくのかもしれません。
年初からサブプライム問題で対ドル為替レートは一気に円高に進み、さらには原油高、世界のマーケットも大波乱となった2008年。大発会も波乱の幕開けというニュースを見ていると、仕事や生活について、より「投資」的見地から見定める必要性は確かにあるだろうなぁと思います。
もちろん、そうした情報や知識が冷たい心を育てる訳ではないし、道徳心や協調性の無い人を育てる訳ではないですよ、念のために書いておきます
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