自分の仕事をつくる 西村 佳哲 晶文社 2003-10-01 売り上げランキング : 12416 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちょっと更新を休んでしまいました。失礼しました!
週末パラパラと読んだ本です。たまにこうした本を読むとモチベーションが上がるので結構読むのですが、この本はなかなか良い雰囲気のある本だと思います。
- 人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに捜し求めている生き物だと思う。そして、それが足りなくなるとどんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。
- 「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する。とくに幼児期にこうした棘に囲まれて育つことは、人の成長にどんなダメージを与えるだろう。
- 大人も同じだ。人々が自分の仕事をとおして、自分たち自身を傷つけ、目に見えないボディブローを効かせ合うような悪循環が、長く重ねられている気がしてならない。
- 「絶対音感」という言葉が一時期話題を呼んだが、あれには才能というより、後天的に与えられる色眼鏡という側面がある。
- ゲーテは実験を通じて、自然界の光を七色に分解した。(中略)結果として、「七色のレインボーカラー」という強力な色概念を人々に与えている。
- 言葉を使いこむようになった年齢の子供ほど、クレヨンで人の顔を描くときにまず肌色のクレヨンを探そうとする。むろん一人一人の肌の色は違うし、クレヨンのような肌色をした人は少ない。
- 概念が生きた体験を矮小化するのだ。
モンッテッソーリやシュタイナー、○○式など様々な教育概念がある。その考えも非常に素晴らしいものですが、ごっちゃになってしまいがちなのは、何歳児はこういうもの、この程度になっていないといけない、あの教育思想では、等のいわゆる「概念」・・・。
多くの人は基準値を持っています。
自分の平均点、ものさし、尺度、といったものを当たり前にもっている。それは自分の経験知でもあるから、それが無いと不安にさえなります。
しかし、そうしたもの全てを「常識」と誤解し、押し付けるのはよろしくないなと思うのです。
そういや、なかなか変えられない会社言葉。
「前例がないから・・・」に近いものがありますか?笑
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