ジムのスタジオプログラム
最後にマットを使ってストレッチをするんですが、先日、インストラクターの方から
「最近、使ったマットについた汗をそのまま片付けてしまう方が増えてきましたが、汗を拭いて戻して下さい。」
と注意がありました。
モラルの低下という言葉はその通りですが、物事を点でしか考えられない方が増えてきた様に感じます。
これは仕事でも生活でも、保育も含めてすべてに当てはまる事ですが、物事を点ではなく、線として考えるだけで、考えが大きく変わってきます。
例えば
--多くの小学校の一年生の担任の先生はベテランの方が受け持ちます。何故か?
--日本ほど英語学習が進んでいるのに、これほど英語コンプレックスが多い国民はいない。何故か?
--スポーツなどクラブ活動を一生懸命やっきても選手生命は短い。何故か?
--公共の場で化粧をしたり、座りこんでいる人の言い分「別に迷惑かけていないだろ。見なきゃいいだろ!」という発言。何故か?
--世界遺産に落書きしてしまう人。何故か?
挙げればキリがないのですが、こうした事はすべてに言える事は「今の自分」という考え、つまりは点の考えだと思います。
保育においても、ただお腹を満たせばいい、ただ楽しく過ごせばいいという「点」だけを考えると「線」は歪んでいくと考えます。
例えば、りりぱっとが何故、給食やお弁当にしないか?
点を線として考えてみます。
○○君、○○ちゃんを思う
献立を考える
調理をする
美味しそうな香りが部屋に広がる
料理が並べる
頂きますを言って皆で食べる
一人一人を見ながら食事をする
大きくなれば子供同士ふざけ合う。
小さいうちはサポートする。
叱る
話しかける
片付ける
食事の様子、食べ具合をきちんと見る
歯を磨いてチェックする
基本的に暗黙知があるので今こうして書いていても”うーんなんだっけな”となってしまいまい、書いていくとキリがないのですが、こうした点から線を考えて初めての食事だし、すべての事に意味があります。
一人一人の子供の成長、つまりは小学校に上がるまで、退園するまでの間、と考えるとあまり良い保育はできないと思います。
これは親ならば当たり前の考えですが、いわゆる他人となってしまうとなかなか考えにくいものです。
こうした点をいかに線として考えるか?いかにつなげていくか?とても大切な考え方だと思います。
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