長文で申し訳ないです・・・(^^;)
さて、
大手百貨店の各店舗が閉鎖するというニュースをよく聞きますね。
ちなみに伊勢丹が百貨店としてスタートしたのが1924年、三越は1904年。過去、人口が少ない時代はお店から外商として売っていくのが一般的であったものが、人口が増え、交通が整備され、人が外へ出ていくようになってきて、100年余。
通販の伸び、またH&Mやユニクロといった新しいスタイルの小売業が売上を伸ばしてきている事を考えると、消費者が求めているものに百貨店という業態がついていけていないのではと思わざるを得ません。
どこの百貨店へ行っても同じに見えてしまいワクワク感がないという事を聞きますが、結局支店が増えすぎて百貨店としてのブランドを維持できなくなった事が言えると思います。これは、海外ブランドも同じ事が言えると思いますが、持っている人が増え、そして消費者の興味が薄れ、つまりブランド品を持ってもワクワク感がなくなってしまい、もっと他人と差別化を図る為に、ブランドを主張しない手頃な商品を選択するようになった。
CEOコメントではターゲット戦略の話が出るんだけれども、どうも面白くないです。(^^;)
ではどうすればいいか?なんて事を考える一方で保育業界はこうした時代の変化で今後どうなっていくかとも考えます。
百貨店同様、決して無くならないと思いますが、時代の変化からちょっとイメージしてみましょうかね。
exPの中でも話していますが、1800年代の農業社会から産業、工業社会では身体が資本でした。近代社会に入るとそれは知識社会へと変貌し、1990年末のGoogle誕生で、広く知識、ナレッジという言葉が聞かれるようになりました。
ちょっと話が変わりますが、技術進化が人々の常識を覆し、そして新しい時代を創造するものだと思っています。
現在、シスコシステムズという会社にはテレプレゼンスという所謂テレビ会議システムのような商品がありますが、この商品の競合は飛行機のファーストクラスと言われています。
何故か・・・
凄いテレビ会議システムだからです。
目が合う、紙をペラっとめくる音が聞こえる。つまり、実際にその場に人がいる様な錯覚に陥る。
こうしたシステムが一般家庭にも普通に入ってくるとしますね。
さて、今後どうなるでしょう?
在宅ワーク、つまりSOHOが拡大すると思うのです。また、フリーエージェントという、会社に属さず自分で稼いでいく人も増えていく。
自由な時間が増え、託児所というリアルな場所は必要なくなってくる可能性がある。
すると、現在の託児所は子どもたちを預かる場というより、一種のコミュニティ形成の場として活用され、長時間保育のニーズも減少する事が考えられます。
そんな先の話言っても・・・
確かにそうかもしれません。
繰り返し言いますが、技術進化が人々の常識を覆すものだと思います。
テレプレゼンス、NTTのNGN構想、IPV4からIPV6への展開、デジタルサイネージと言われるものも様々なところで目にするようになりました。
←のデジタルサイネージ。向こう側に人がいるなんて事を考えるとさらに発想が広がって面白いですね。
まだまだ先の話、夢の様な話かもしれませんが、百貨店の様にならない為に今から長期的視野で時代を見つめ、対応策を考えておく事は大切だと思っています。
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