久し振りに浅田次郎の作品を読みました。
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一番最初に読んだのは鉄道員だったと記憶していますが、あぁ本を読んでこんなに泣けるものがあるんだと衝撃を受けた事を覚えています。
その後も、多くの浅田作品を読む度に、心が熱くなり、何度も涙させられましたがが今回の様なエッセイ集だけは、作者の顔がより具体的に見えてしまう為、小説を読んだ時に感情移入が出来ないのではと避けてきたジャンルでした。
しかし、読んでみるとなんのなんの、流石の文章の上手さに自然と笑みがこぼれ、ページをめくるごとにその情景が浮かんでくるようになります。
映画やテレビには無い、本の魅力がここにあります。
「想像力」
行間にある景色や感情に、揺さぶられる素晴らしさが本の良さですね。
しかし、こうした本がamazonで見ると古本で1円。送料入れても400円を切るってのは有難いと同時に何だか得したような、それでいて申し訳ないような複雑な気持ちになります(^^)。
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