今朝は同じ形のプラスチックで出来たオモチャを使いながら掛け算と割り算の概念について勉強会。
これはなかなか良いなぁと思いました。
年長さん位になると九九が言える子供が出てきます。しかし、どうしてそういう答えになるかについてはきちんとイメージして分かっているかというとまだまだ。
例えば、2×3はいくつ?と聞けば、6と即答する子もいるけれど、3!5!9!とあてずっぽうだったりする事があります。これは足し算でもありますが、極端な事を言うと2+2が10だったり、5だったり。
つまり、当てる事が目的になっていて、どうしてそうなるかを理解しての答えじゃない。
そこで、プラスティックのおもちゃを使って、2個おもちゃが入っている箱が3つあるけれど、全部でいくつ?と聞くと一つ一つ数えて6という解に至る。
これは割り算でやるとより効果的。
9÷3
9個を三人で分けたら1人幾つ持っている?
という事でやはりモノを使ってやると、友達を集めてあーでもないこーでもないと議論になる。個数を増やせばそれだけ盛り上がってワイワイ。
ホラ、1人3個ずつ配れば一緒という事で量という概念でも理解してくれる。
思えば、九九は左脳の仕事なんですね。そこに、実際にモノを使って”量”が合わさるとイメージ、つまり右脳も働き始める。九九を言えて正解と言う前にまずはきちんと量、そして数詞、最後に数字と、きちんと数の概念を教えていく事が大切。
そういう点からもせっかくある脳なんだから左だけじゃなく、右も使っちゃおう!って思います。
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