週末は保育業界の勉強会があり、全国から関係者の方が集まられ情報交換をしました。
長時間に渡ってのやり取りに学ぶべきところが多かったのですが、その中でちょっと気になる話がありました。
私は見ていないのですが、先般、NHKで某大手民間保育園が取り上げられていたそうです。
その会社が運営する全国の直営園の園長が集まる会議で、園で起きたヒヤッとした事を共有する場。
ある園で、親御さんからお迎え後自宅についてから子供の口の中に大きな鶏肉が入っていたと連絡があったという事例が報告された時、経営者はその場でこれは大変重要な事だと全国の園長に対し鶏肉をカットするサイズを指示したそうです。
私たちの勉強会の中でこれはおかしいとなったのがこの部分です。
確かに、経営者の即断即決の指示は素晴らしいものです。その番組を見ていた視聴者はどう感じるのでしょうか。
本来、保育はどういうものでしょうか?
子供と対面している時に鶏肉が口の中に入っている事は通常の保育をしていれば分かる事。つまり鶏肉のサイズが問題なのではなく、何故こうした事に気付かず、対面保育がおろそかになったのか?という事です。
確かに多店舗展開をしていく中である程度のマニュアル作りは必要な事かもしれませんが、マニュアルによって保育がおろそかになる部分も出てきてしまう。
マニュアル化に対する怖さを考えさせられました。
写真はひな祭り用の未就園児制作風景です(^^)
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