こども環境学会に参加してきました。
子供の教育、地域コミュニティ作りといった観点からの道路や街作りはどうあるべきか?といった大きなテーマでしたが新しい視点での情報も多くあり参考になりました。
私が常々思う事は、道幅やガードレール、通学路にあるお店だとか、ハードウェアとしての街づくりに囚われると、話が大きくなり、自治体や関係者が増える為に思うようにいかなくなるのではないかという事です。
何もないところから新たに作るなら話は変わってきますが、そういう訳にはいかない。実際、りりぱっとは駅前にあるだけに、ハードウェアの視点から話を始めるとどうにもできなくなってしまう・・・。
が故に、ソフトウェアとしての街づくりというオプションをどれだけ用意できるのか?という事が大切だと思っています。
例えば、東京都がやっている映画撮影の為に都がバックアップする体制がある様に、各市町村でも地域のお祭りや週末フリーマーケットやワークショップなど、地域の住民が手をあげるとある程度、行政の支援が受けられるようにする。
実施した後は検証が行われ、きちんと地域の資産になっていく。
さらに、そうしたオプションには必ず地域の小学校や幼稚園などが参画するような体制を整える事で、より強固なコミュニティが長きに渡って醸成されるのではないかと。
そうそう、プレゼンの中でコトブキのタウンスケープ事業の一つに、地元小学校が書いた自転車駐車禁止の絵画を使った標識、あれは良いアイデアでした。
自分が書いた絵が公共の場で使われ、それが街づくりに役立っている。実際、これを使った大阪のどこかの場所では無断駐輪が激減したのだそう。
休みの日には家族を連れて「見て見て~」とやれる事で、自信にもつながる。そして、多くの人がそこに集まり、新たなコミュニティが生まれる。
津田沼、そして船橋にもこうしたちょっとした工夫が沢山あるといいな。
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