写真を逆さまにしてみると、一瞬、何だかこう、胸の中がモヤモヤってしませんか?(^^)
さて、サポートスタッフとして参加させて頂いていた「自分のなんで実験室」が18日に終了しました。
思いもしなかった発見が山ほどあったし、ある意味とても頭を使った展覧会だったし、終わってみればセッションも合わせると900人超もの方々がいらっしゃった!
▲展覧会では大人の目線に作品の説明が簡単に貼っています。
「意味をみつける作品」というトイレットペーパーを出して戻すという作品では、ある日、年長さん位の男の子がトイレットペーパーの前に立ち、「ママ出来たよ」と言ってすぐその場を立ち去ろうとしました。
「ちょっと待って、もっと引っ張ってごらん」
すると、目を輝かせて夢中になって遊び始めた。
ママに聞くと、下に小さい妹もいるので、家では行動を制約してしまっているかもしれないとの事。でも、子どもの遊びスイッチが入った瞬間を目の当たりにした後は、ママも一緒に作品に参加しながら数時間いらっしゃって笑顔で帰られた。
▲大人メガネという大人の価値観や視点で使い古した筒を見ても、筒というゴミにしか見えないし、子どもがそれを使って遊んでいるのを見てもただの筒で遊んでいる行為でしかない。
何でもかんでもモノを用意したり、レールをきちんと敷いてしまうと、突然、自由にして良いと海原に放り出されるとどうして良いか分からなくなってしまい、思考停止に陥る事は子どもだけの話しじゃありません。
あえて立ち止まってその行動をじっと観察しながら「子どもはどんな気持だろう」、「どんな事を考えているだろう」と考えてみると、自分がかけている大人メガネが見えてきます。
▲「自分の何だ?」をとことん探してみたこの期間は、子どもを通じて自分を知り、子どもとの関わり方のヒントを気づかせてくれるような時間でした。
正直、ここで得られた事を未だしっかりと書く事が出来ませんが、見えないものを形にしていくART☓教育の考え方はこれからの時代を生きる大きな力になると思います。
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