また寒が戻るという予報ではありますが、お散歩には気持ち良い天気が続いています(ただし、大人は花粉注意)。
そんな気候もあって、ここ津田沼駅周辺では、他園の子供達と出会う機会も増えてきました。
子どもが街に溢れる事は気持良い事ですが、街に笑顔が溢れるとどういう事が起きるのでしょうか?
暖かく優しい「気」が街に増えてきます。
さすがに小さな子供達の目の前でゴミをポイ捨てする人も見ないし、不機嫌そうな顔をしている人でもどこか顔は穏やかに見えてきますし、街にあるお店の方々も手を振ってくれる。さらには、電車の運転手さんも軽く汽笛を鳴らして手を振ってくれたりする場合もあります。
ベビーカー問題など、育児父母の方々には肩身が狭くなるうような議論が今の日本では至るところで起きています。「世知辛い」「日本で子育ては大変」、「いやいや、マナーが悪い親が多い」といった声などを挙げたらキリが無いほどです。
一体、何故こうした議論が起きるのか?様々な要因がありますが、結局のところ子どもが身の回りにいる環境がなくなってきた事が大きいと思います。
少子化対策全般、子どもと社会を絡めた様々な議論やワークショップ、プロモーションなどは盛んに行われています。しかしながら、こうした議論は日を追う毎に増えてきてるように思える。時間は多少かかっても確実に効果があって、一番てっとり早いのは、子どもがいる事を当たり前にしていく事。
例えば、小学生は月1回は保育園でお手伝いをするなど、小さい頃からそれが当たり前だという環境を作る事が良い事は誰もが思う事ですが、時代も変わりました。
「子供が子どもの面倒を見るなんて」「怪我をさせたら誰が責任取るんだ!」など、リスク議論が出る事も仕方ない事です。
しかし、そこで止まってしまう事は大きな問題です。
広く言える事ですが、実現したい事がリスクに負けてしまうケースは本当に多い。そこで大切なのは、「どうしたら?」という考え方です。
待機児童を解決する事も待ったなしの問題だけれど、そもそも、受け入れる為に、全国均一化されたハコモノを作るだけでなく、育児に優しい国作りの為には、その園では入った子供達をどう社会人として育てていくのか?といったソフト面の整理も必要だと思います。