秋葉原をはじめ各繁華街の多くに防犯カメラが設置されています。
なんというか世知辛いなぁという思いですが、致し方無いと言わざるを得ない時代なのかもしれません。
昔は人の目が防犯カメラでした。
しかも心を持ったカメラ。
小さい頃、近所には雷オヤジ的な人がいました。一方で駄菓子屋、友達のお母さんに怒られた事もしょっちゅう。公園を駆けまわっていれば、どこかのお父さん的な人が野球を教えてくれたり。
高度経済を迎え、多くの人が移動して、近所にも新しい人がやってくるようになりました。マンションが立ち並び、そうした方々の近所付き合いがない文化も流入し始めた頃、次々に公園はマンションに代わり、皆と走りまわった空き地はなくなり、その一方でTVゲームやPC、一部屋に一つのテレビなど家族内でのコミュニケーションも少しずつ無くなり、テレビをつければ人を卑下するような低俗番組が増えてきました。
思えば、カミナリ親父や肝っ玉かあさん、友達の親御さん、そういう大人達とは距離が近かった。
だから、悪さをすればどこかで見られてやしないかとドキドキしたり、どこかでそういう大人達の顔が浮かんだものです。今朝、幼稚園組が出発する後ろ姿を見ながら、ふと、『地域コミュニティ』って大切だよなぁと思いました。
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