赤ちゃんの部屋ではお休みの際に個人の成長に応じて、またその日の様子などを見ながらベットを変えていくようにしています。
「バウンサー」、「ベビーベット」そして寝返りを促す為の「広めのベット」。
そして、子供達が眠りに入ると先生達が入眠から時間を決めて定期チェックをするようにしているのですが、りりぱっとではもしもの時に備えベビーセンスを設置しています。
産婦人科や多くの保育園で設置しているのでご存じの方も多いかと思いますが、設置されたベットに子供が寝て呼吸を含む身体の動きが検出できない場合はセンサーが作動しアラームが鳴るというものです。
まだお世話になったことはありませんが、うつぶせ寝による窒息が問題になっている今、もしもの時という事を考えるとこうしたものがあると安心できます。
しかし、本当に大切な事は機械に頼り任せきりにするのではなく、寝ている時の表情、呼吸の音、場合によっては匂いなど機械が出来ない事をしっかり人の五感でチェックする事でそれを日々の保育にどう役立てていくか、親御さんとシェアし家庭でもしっかりと変化が分かるようにする事だと思います。
駅に行けばちょっとした階段でもエスカレーターがあり、エレベーターもどんどん設置されています。
もちろん、お年寄り、赤ちゃんを連れている方、身体の不自由な方の為のものですが、実際に見ていると普通に歩ける多くの人がちょっとした休憩や携帯電話をいじったりする為に利用している様です。
便利なエスカレーターは足腰を鍛え身体を丈夫にする事から遠ざけ、結果的に階段の上り下りがしずらい人がどんどん作られ、そうした人達の為に新たな便利ツールが作られるという悪循環を招いています。
便利なものはあくまでツールであって、補助的なものとして考え、自分から出来るだけ不便な環境に身を置く事が今、そして、これからの時代、必要なのかもしれませんね。
私たちも機械に頼り切る事なく、これからも人間の五感をフル活用して保育に臨みたいと思います。
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