想像力を飛躍させる一助として「ART☓教育」という考えは、とても大切だと考えています。
作品を見て素直に感じた事を「何故そう思うのか?」という思考に入り、自分自身と対話する。情報は対話しなければ知識にはならないけれど、過多の時代、指をスライドさせて情報を山の様に吸収しているうち、つい対話については忘れられてしまっているように思います。
こうした情報だけを詰め込んだ「物知り」では当然ながら社会では通用しなくなってしまうし、以前も書いたシンギュラリティという面においても同じ事が言えると思います。
これについては、面白いというかちょっと怖いと思える記事があったので、こちらも読まれるとナルホドとなるかもしれません。
人工知能ってどう怖いの? 人類を滅ぼすいくつかのパターン
現代アートの本当の学び方 (Next Creator Book) | |
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タイトル通りに読めば、現代アートを理解できる為の本ということになるかもしれませんが、ART☓教育という視点で読み進めると、子どもとの会話や生活で役立つ事が散りばめられています。
本書にある苅宿教授の寄稿の通り、幼少期は表面的な勉強、つまりは◯か☓かといった事にフォーカスするのでなく、自身との対話があって健全に成長できるのだと思います。
戦後復興、高度成長期を最も効率よく乗り切っていく中でモーレツサラリーマンと専業主婦の奨励があったように、教育においてもいかに効率よく水準を上げるかという事は課題だったし、だとすれば、暗記重視の詰め込み・刷り込み型教育が一般的になった事もうなずけます。
もちろん、こうした事も良い部分も沢山あるしけれど、急激なスピードで流れる時代の中、ちょっと立ち止まって自分の意見や考えを作るためにARTと教育の関係は切っても切れないものだと思っています。
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