先日、動かなくなった家庭用お掃除ロボットのルンバが壊れた時にとても悲しくなったという話しを聞いた時、ふと、結婚したくない若者が増えているというニュースを思い出しました。
モノであるルンバは面倒な掃除を自分の代わりにやってくれるロボットです。自分が疲れていようが嬉しかろうが、悲しかろうが、きちんとしたプログラムで動いてくれます。
SONYからAIBOが発売されたのが1999年。
当時、様々なブランドとの企画でAIBOを入れるケースが高額で発売され話題になっていたりしましたが、正直、クリニックと呼ばれるサポートが終了した後で聞かれるユーザーの様々な悲しみの声を読んでいます。
そして、SoftBankのpepperが家庭用に販売されました。
AIの研究は大きく進み、今までのプログラムで動くという単純なものとは全く違うものになり、コミュニケーションを取っていると錯覚してしまうようなものが身の回りに出てきました。
でも。。。
こうしてブログを書いている扉の向こうでは子どもたちの声が沢山聞こえています。
質問し合ったり、教え合ったり、自慢し合ったり、笑い合ったり。
暫くすると、◯◯ちゃんなんて大嫌い!なんて声も(^^;)
モノを大切にするとか、捨てる時に今までありがとうと感謝するなど、モノに対する感情はとても美しいものですが、「一方的な感情を受けてくれるモノ」と見ると様々な事が見えてきます。
心の深さや器みたいなもの、さらには、人、モノに対する思いやりは、自分の思い通りにならない、一方的では済まない双方向のコミュニケーションから大きく影響を受け育まれます。
これから子どもたちが歩んでいく社会のコミュニティ、生活、そして世界の中の中で大切なものって何だろうと改めて考えさせられました。
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