新宿伊勢丹へ中村ケンゴさんの“顔文字”絵画シリーズの新作を見てきました。
ケンゴさんの作品をこうしてじっくりと見るというのは初めての事だったんですが、ガイドツアーも聞かせて頂き、色々な事が頭に浮かんできたので備忘録兼ねて書き留めておこうと思います。
実際に作品を前にして思った事は、色合いが綺麗だなって事です。何だそりゃ!?って感じかもしれませんが、写真だけ見ても伝わってこない色の美しさってあるなぁってス~っと入ってくるものでした。
パネルに和紙と顔料を使って描かれたのが多用される顔文字という、ギャップというかなんとも不思議な感覚。
ほんと、この数年で発達した絵文字だけで感情までを表す事が出来る文化。
そして、3桁の時代から脈々と紡がれてきた和紙という文化。
一つの額にはニコニコ顔を始めとして様々な感情が入っていて、その時の感情によって色々な形に見えてくるもの。
いつも携帯画面で見る顔文字も、こうして表現する場が変わると全く違った価値になる。
子供たちはもちろん、私達には色んな側面があるわけですし、見る角度によって様々な顔があるんだって事は改めて知っておかないといけないない。
シンプルだけれど、本質を考えられた良い機会でした。
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