皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今日は始動日。
昨年同様、そして昨年以上、皆さまとの対話を大切にし、保育の質を高め、そして新しい事にチャレンジしていきたいと思います。
何卒宜しくお願い致します。
さて、一階でこのblogを書いていますが、子供たちは皆元気一杯。スタッフも朝から子供達と遊び自分達の業務をこなしスピード感いっぱいのりりぱっと。
毎日そうなんですが、朝7時から昼食終えてお昼寝に入るまであっという間に時が過ぎていきます。
お昼寝中は連絡ノートや事務作業や製作などで時間が過ぎ、お昼寝後はまた子供達との時間になり夕食の支度に御迎えの準備と、毎日猛烈なスピードで過ぎていきます。
事務業務だと時間割が取り易いのですが、毎日が変化していますから細かい部分でスタッフとの時間をきちんと決める事が難しいのが実情。
タイムマネジメントという事もあるのかもしれませんが、なかなか難しいですねぇ・・・。
さて、お休み中、私は東京都現代美術館へ行ってきました。
2日は落語で現代美術を語るという寄席も楽しみの一つ。
現代美術は先日の森美術館で見た幽体の知覚が初めての経験でしたが、作品を見たときの結論の無い不思議な感覚が何とも言えず実はちょっとはまり傾向にあります。(^^)
今回もなるほど~と納得するものなどなく、メッセージは何だろうとか、どういう意味なんだろうと???から始まり結局出口へ。そんな現代美術の楽しみは次の点。
--見終わった後にあれの意味はなんだと思った?とシェアできる
--写実や風景画の様に上手い下手ではなく、なんだろう?と常に考える事が出来る
--結果、発想が豊かになる
そして、思うのは何だろう?という事など現代美術は実は教育にはとても良いのではないかという事です。
不思議な作品を見た時、自分の中にある情報や感覚との接点を探りながら、作品の批評をする事は実に人間らしいと思うし、コンピューターには不可能な事です。
90年末にIBMのスーパーコンピュータが人間のチェスチャンピオンに勝ちました。そして将棋についてもその当時議論がされましたが、将棋は取った駒を使える事からルールがチェスに比べ複雑だという事でまずコンピュータは人間には勝てないと言われていました。
しかし、それはたった10年で覆される事になります。
農業社会から産業革命、情報社会と時代の変化スピードはどんどん速くなってきています。
算数が出来る、国語が出来る、点数が高い、偏差値が良い。どれも、客観的評価されるこの世の中ではとても大切な事だと思いますが個人的にはImage、Createといった本来人間が持ちコンピュータには出来ない基礎となる部分を大きく伸ばす事がもっと大切なのではないかっと思っていますし、そうした能力を問われる時代が来る事は間違いないのではと考えています。
子供達を美術館に連れて行く時、順路はある程度は守り(^^;)子供達が見たい作品、行きたい作品を見る。幼稚園生位になったら、この中に青い絵はいくつある?といった事など作品に関連する簡単な質問を投げてあげる。
それをキッカケに子供達の絵に対する興味が増し、結果、点数では測れないとても大切な能力が育つ事になるのではないでしょうか。
ちなみに現代美術館では教育普及プログラムとして大人、そして子供と楽しめるプログラムが数多くあります。一度行かれてみては?