▲Softbank world含めインターネットや通信業界の基調講演など、これからの未来という話を聞いてると、どこか違和感を感じます。
「便利になる、市場拡大、儲かる」
資本主義経済において、いくら儲かるのか?という考え方は当然の事だし、例えば高齢者や地方向けにインターネットを活用した便利ツールが出来る事はとても良いと思っています。
話がちょっと逸れますが、老舗弁当屋さんをやっている知人のところに先日IPOした弁当配達のベンチャー企業が営業にきたところ、手数料45%という事を言われたそうです。
原価を20%、人件費30%として考えた時の残りと数字の理屈では分かるけれども、やるせないと。
また、ネット業界が注目している注目している飲食業界では、予約をネットで完結できる仕組みが出来ています。
個人経営している友人の話は、確かに便利かもしれないけれど、電話でやり取りできるからこそ、お客さんが見えるし、お客さんにも店の対応を見せられるし、会話のキッカケを作る事が出来るんだと。
便利=豊かさ・・・な事も沢山あります。しかしその一方で失われていくものがある事も意識する必要があると思います。
・・・以前も書きましたが、創造力は瞬間的に作られるものではありません。検索エンジンもキュレーター化、パーソナライズ化すれば、確かに自分が欲している情報は瞬時に出てくる。
しかし、そこにたどり着く膨大な無駄な時間や景色にこそ価値が見え隠れしているものです。
しかも、その事に気づく事はその瞬間かもしれないし、1時間後、1年後かもしれない。
そんな膨大な量の潜在意識の中で創造性は作られてくるのだと私たちは考えています。新幹線の様に目的地にパッ行く事よりも各駅停車で目的地へ向かった方が時間はかかっても得られる楽しみは増えてくる。それぞれの街も栄えてきますしね。
子供達にも沢山の無駄を教えていきたいなと思いながら、最近話題のこの本が浮かびました。
▲ところで、引き算は?という質問があったのでこれも書いておきます。このやり方で、繰り下がりも一緒に教えちゃいます。
足し算同様、絵を描いたり、手足を使って抑揚をつけながら説明していく事がポイントです。
1.旅人が来るときにあった猛吹雪がやんだ
2.太陽が顔を出した
3.数字のバスがお迎えにやってきたぞ
4.バスの席数は都度決めて、やってきた旅人を乗せてあげる
最初は指を使ったりでも、次第に計算スピードを上げていく為、5で区分しながらやると良いです。