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戦後経済復興の時はモーレツサラリーマンと専業主婦に大量生産がマッチした時代でした。
詰め込み学習が一般的になり、右向け右の教育が横行していましたが、時代の移り変わりと共に企業や教育は変わってきました。
これからの時代、【多様性】が一つのキーワードになっています。
決められた事をやる事よりも不測の事態にも速やかに適応していく能力が求められる今、私達も保育を通じてできる事としてこの事を強く意識していく必要があると考えています。
その一つとして実施しているアートレッスンでは「風」「空気」「ふわふわ」など、一瞬でも??を産み出すテーマを出すようにしています。
「分からないよ」「どう書けばいいの?」
もちろん、きちんと教える事はせず、必ず考えさせることを意識しながら、教えていきます。
暫く続けていると、最初は聞いていた子供達や紙の真ん中に小さな絵を書いていただけの子どもも次第に積極的に色を塗ったり、出来上がった絵の説明が増えたり、絵が大きくなったりと変化が見られます。
子供の頃に多様性をどう伝えるか?難しいところではありますが、こうしたアート学習もキッカケの一つだと思っています。
これについて、コミュニティデザイナーの方に協力を頂き構築中ですが、こういう学習をすると良いといった参考やご意見がありましたら、是非教えて頂きたいと思います。
船橋市の街づくり活動の一つとして民間の図書館を運営しているNPO、「情報ステーション」へ打ち合わせへ行ってきました。
船橋FACEビルの中にある図書館を見せて頂き、久しぶりに船橋の街を歩いてオフィスにお邪魔しましたが、こうした活動が船橋市にあるという事はとても嬉しく、素晴らしい事だと思います。
・・・保育で出来る事を突き詰めていくと”街”というキーワードが必ず出てきます。
保育園内でやれる事はたくさんありますが、それ以上に街の存在は大きいです。いや、大きくなければならない。
近所には雷オジサンが一人や二人いたり、駄菓子屋には優しいおばあさんがいてくれたり、いつもの公園には学校は違うたくさんの友達がいる。
そうした景色も時代と共に少なくなってきました。
算数が出来る、文章が読めるという事も大切な事ですが、街が育ててくれる事、つまりソーシャル・スキルはさらに大切な事です。
それ故に、保育園や学校では街を意識していく事が必要だし、そういう機会や場所を創りだしていかなければならないと思っています。
今回の打ち合わせで一緒にやっていきたいというアイデアもいくつか出てきましたし、これから一つ一つ確実に実現していきたいと思っています。
さて、今回の縁を作ってくれたのが昨年、土気(とけ)でNGOを立ち上げた武田さん。
一人で市内にある公園にバスケットコートを作る活動を始め、出来上がったバスケットコートや公園でサタマというイベントや企画を継続して行い、さらには土気市を考える場として市民参加型のサミットを主催したりと行動力の塊のような友人です。
個人的に彼の活動を応援していますが、そうした事で得られる経験を保育を通じての街づくりに活かしていきたいと思っています。
株式会社TSPの大型のホワイトボード・パネルを設置しました。
新しい壁にもしっかりと貼り付いてとても良い感じになっています。
サイズも今までのものの倍にして、子供達にも手が届く高さにあるので、子供達に字を描いてもらう事も今まで以上にどんどんやれる。
いやぁ、楽しみ楽しみ!
2月28日ー3月9日まで開催される国際文芸フェスのプレイベントにお誘い頂きました。
建築家やプロデューサー、コミュニティデザイナーや編集、研究者など様々な方々とお話させて頂きましたが、いやぁ、改めて職種って色々だと思います。
考えてみると、私がまだ子どもの頃はコンビニや携帯電話屋さんも無かったですし、当然、職種もその当時はなかったものが沢山あります。
最近は「10年後に残っている仕事は?」「これから注目される仕事」なんて記事も目にする事が増えてきて、アグリゲーターといった職種が注目されたり、キュレーターやキュレーションという言葉も一般的なものになりました。
街はどうなるのかな?
もしかしたら、車屋さんの代わりにロボット屋さんが出来たり、遠隔操作型手術を可能にしたダビンチが一般的に普及し、さらに幅を拡げた事で、QBハウスのような病院が出来るかもしれません。
宇宙や環境に関する職種も拡がってくるでしょう。
りりぱっとの子供達が大人になったら、いや、もしかしたら、小学生で仕事を始める子どももいるのかもしれないけれど、どんな仕事に就いているんだろう。
どの国にいるのかさえ、分からいけれど、揮発性が高いものじゃなく、社会とのつながりが実感できるような仕事を笑顔でやっているといいなと思っています。
昨日は大変な天候でしたね。
今朝は津田沼駅周辺の道は雪もそうですが、雨で雪が溶けて多くの水が道に溢れていました。先生方も靴の中が濡れたなどの声があり、これから気温が上がった事を考えると道路の冠水などにも注意が必要ですね。
さて、皆さんも今日は家でゆっくりという方もいらっしゃるかもしれませんね。(仕事の方は、前向きに頑張りましょう!!)
という訳で今日は久しぶりに最近読んだ本を書いてみます。書いていないものや、保育関係の本もあるのでご興味がありましたらお気軽に声をかけて下さいね。
また、本に関するワークショップもやりたいなと思っていて、ほぼ内容も確定して面白いものが出来そうですよ〜。
成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか | |
ポール・タフ Paul Tough 高山真由美 英治出版 2013-12-19 売り上げランキング : 2905 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
保育の世界で皆が考えなければならない事の一つに、未来からの逆算があると思っています。これからどういう時代になり、そのために必要になるスキルが何か?を考える事は私達の業界ではとても大切です。
不透明かつ不変速でくる様々な事柄、例えば人と出会うにしても、今まで北海道や福岡といった国内の出会いが、当たり前のように海外に拡がってくるだろうし、労働人口が減少し、国内市場が縮小していく事が確実になってきている今、家族と海外に出る機会も増えてくるでしょう。
人の文化も異なれば、生活環境も異なり、異文化交流も増え、環境や技術もどんどん変化していく中、一番大切なスキルは変化に対応する「多様性」なのかもしれません。
本書では僕が本来求めていたテクニック的なものを書いているというより、何が必要かといった大局論がメインになっていますが、事例もふんだにありパパ・ママにもお勧めです。
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たった1日でチームを大変革する会議 | |
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会議術を書いた本の多くは結局はファシリテーターの存在に尽きるよなぁと思ってしまうものが多かったのですが、この本に書かれているルールを徹底すれば多くの事が改善していくんじゃないかと思います。
また、実はこれって家族内コミュニケーションのあり方にも多いに参考になる事が多いので、言葉を読み替えて読んでみる事も良いと思います。
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キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書) | |
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食品や農業をしている友人、知人もいたり、保育園やっている関係上、多少なり”食”の事は知っておかなければいけません。
浅はかな知識や情報しかありませんが、常々農業は深いなと思います。それは、農業=食という人として無くてはならない事は、結局は地球を意識しなければならないからだと思います。米国にとっては今や食は兵器という位置づけさえある中で今の時代や価値観についても考えさせられたのがこの本です。
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成りあがり | |
矢沢永吉 ぴあ 2013-12-18 売り上げランキング : 124 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何よりもこの人が凄いなぁって思う事は、きちんと過去を線としてつなげていっているところです。しっかり高い目標を持ち、一歩ずつ確実に前進している。
一晩で有名になった訳でも、才能があったからでもなく、ビジョンに向かって前進し続ける事こそ矢沢永吉そのものなのかもしれません。
近道なんてない。一歩一歩前進あるのみですね。
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ムツゴロウの地球を食べる (文春文庫) | |
畑 正憲 文藝春秋 2011-02-10 売り上げランキング : 153636 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
食べる事って何だろう。命を頂く事って何だろう。
食べあるきが好きで、美食家と言われている人で、食材の生い立ちや文化までちゃんと理解している人っていうのはなかなかいません。
楽しく読み進められますが、冒頭で書いたような事を含めて色々な事を考えてしまう一冊で、個人的には非常に深く得るもの多きグルメ本になりました。
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チルドレン (講談社文庫) | |
伊坂 幸太郎 講談社 2007-05-15 売り上げランキング : 7489 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
久しぶりに小説読んだぁ。
レビューも読まず先入観ゼロで読み始めましたが、あっという間に読み終えてしまった。日常の様で非日常な、どこにでも居そうでどこにも居ないような人々。
何とも言いがたいふわふわした作品で通勤電車で読むと気持ちが楽になりそうな一冊です。
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新装版 人生の座標軸: 「起業家」の成功方程式 | |
堀 義人 東洋経済新報社 2014-01-10 売り上げランキング : 12598 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
人生を6つの座標軸に分け、その考え方や実践している事を著者の生活を通じて具体的に書いてある本です。ビジネス書というより人生の教科書的な位置づけになっていて、子育てにも多く触れているので、こちらも親御さんにお勧めです。
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俺のイタリアン、俺のフレンチ | |
坂本孝 商業界 2013-05-17 売り上げランキング : 81 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
お店の前に凄い行列を見た方も多いと思います。入った事も並んだ事もありませんが、興味あるお店、「俺のフレンチ」創業者の本です。
高級食材をじゃぶじゃぶ買って原価率を◯%上げ、安く提供する事で回転率を◯%上げるという言い方をするとなるほどとなるんだけれど、発想は誰もが言っていた美味い料理を安い値段で提供という事です。
つまり、やっている事や言っている事は同じでも視点をちょっと変え、数値化、言語化する事で新しいものが出来るんだという点は下手なビジネス本読むよりよっぽど勉強になりました。
固定概念に縛られてしまうとブレイクスルーは出来ないし、とことん考え抜かないと視点も切り替えられないんだなぁ。
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レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410) | |
佐々木 俊尚 NHK出版 2013-06-05 売り上げランキング : 98 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先日、打ち合わせに早く着いてしまいwired cafeで作業をしていたんですが、昔みたいに、暇つぶしや昼寝に使われていた喫茶店とは変わって、打ち合わせしたり仕事している人は喫茶店では当たり前の光景になりましたね。
オフィスも不要になりつつあるし、ネットがあればそれこそ移動するなんて事も必要なくなる。
この本を読んで印象に残ったフレーズは”21世紀型システムは仕事は企業の内側から外側へ散らされる”という部分です。クラウドワークスを使えば、例えば社外で優秀なイラストレーターを探して発注する事も出来るし、会議室や応接は外でやるとかシェアオフィスもかなり普及しましたね。
仕事旅行社の様な異業種の経験も簡単に出来るようになり、企業研修の形も少しずつ変化を見せています。
社内調整や稟議などの仕組みもどんどん変わっていき、様々なものが効率化し、仕事のスピードは上がっていく。この前に書いたような育児休暇の事まで考えてしまうのですが、これからの仕事を事前シミュレーションする為にも考えておきたいテーマですね。
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今日は大雪の予報が出ていた為、幼稚園はお休み。未就園児と一緒になって身体と頭を使いながら遊びたいと思います。
朝礼では「腰骨を立てます」を皆で読み上げ、きちんと挨拶をした後で先生から質問を投げかけてみました。
「もし、突然先生がいなくなったら、みんなどうする?」
「朝礼をしっかりとやります!」といった回答が出たら「未就園児の子供達もいるけれど、何をする?」とどんどん質問を追加していきます。
「○○しなさい。」と言うのは簡単だけれど、どうしてしなければならないかをきちんと自分達で考えさせてあげる事も大切です。
その後は「今日はどんな事をして過ごしますか?」と質問。
手を挙げて「トランプを静かにやりたいです!」「絵本を読みたいです」、さらに、「勉強をします!」という声もありましたが、トランプに敗れ去りました(^^;)
安倍政権の成長戦略で「女性の活躍推進」は柱の一つですが、推進にあたっての取組の一つに2020年までに男性の育児休業取得率を13%にすること、つまりイクメンを育てていく事を目標に掲げています。
先日行った”子ども未来とうきょうメッセ”でもファザーリング・ジャパンや厚労省のイクメンプロジェクトのブースが出ていましたし、男性への育児参加啓蒙活動を見る場面は確実に増えてきています。
さて、先月末に「育休3年」女性差別で、男も女も損をするという記事がありました。
単純に育休が延長されるだけでは何も変わらないという事ですが、指摘の通りだと思っています。
しっかり育休を取って、そして職場復帰したいと考えている親御さんは多いと思いますし、子どもを放ったらかしにしてまで仕事をしたいなんて考えていないでしょう。
一方、企業側は労働人口が減少傾向にあり、日本の市場は縮小するとなれば、内部留保を確保しつつ、世界の企業と戦う必要が出てきます。IT系を中心にスローガンやコンセプトにスピードを意識させる言葉を使う企業が出てくるのも当然の事だと思います。
しかし、イタズラに社内で経験を積んだ人を切り捨てる事は避けたいはずです。
つまり、理想と現実は大きく異なるし、取得する方と取得される方での意識も異なります。
国には、育休をしっかり取れる仕組み、いや文化を創るためには何をどの順番で整備していかなければならないのか、既得権益者などのしがらみも整理した上で目標へ向かっていってもらいたいと思います。
この週末、りりぱっとのある津田沼駅周辺も大変な雪でした。
休み明けの今日、7時前に人通りが多い駅周辺を見回してみましたが意外に雪が残っていましたが、皆さんは無事出社できたかな?
足を取られない様、無理な姿勢を取って腰を痛めたり、足首をひねったりしてしまう事もありますから、どんな風に思われようとヒョコヒョコ歩きを心がけ細心の注意をして下さいね(^^)。
ニュースで見たのは成田空港です。本当に大変だったようで知り合い何人かがfacebookやtwitterで巻き込まれた〜と書いていましたが、それはそれは・・・。
台風など、今まではニュース等でご注意して下さいと言われても、「あまり影響が無かったよ〜」といった声も聞かれましたが、昨年位から情報通り大荒れになるケースが増えた様に思えます。
ここ津田沼だと江戸川や荒川を総武線が越えられないと電車がストップしてしまったり、通りの頑強な看板が曲がったりするケースもあるようです。
会社も色々と判断が求められる様になると思いますが、私達も出来る事、対応できる事は早めに済ませるように心がけていく必要がありますね。