渋谷区某所にあるシェアオフィス・ハウスに居住されている方のところへmtgへ行った際、ちょっと居住スペースを見学しましょうと案内されました。
男性が居住するフロアの廊下の前で「ここを見て下さい」と見てみると、各扉の前に部屋の居住者の靴が何足も並べられています。しかも安い靴でなく、それなりのブランド品もある。
共有部である廊下が下駄箱代わりになっている。
そんな話をすると「そうなんです。何度注意しても同じで、最終的に期限を決めて破棄すると強制回収をしたものの、すぐに元通りになっちゃうんですよ。」と、共有部でのマナー違反の話を色々と話してくれました。
ちなみに、入居者の多くが高学歴、かつそれなりに名の通った企業へ務めているのに、共有部を含めた入居ルールがきちんと理解されないんだそうです。
たまたま同じような話を大学に勤務する方から聞きました。
高いハイヒールを履いて大学内で転び足首を捻挫した学生さんに「どうしてそうなったか分かる?」と聞くと、「わかりません」という。バカにしていたり、ふてくされているんじゃなく、本当に分かっていない表情だったので、それこそ子どもに教える様に「高いヒールだとバランスが取れないから、地面にちょっとした段差があるだけでも・・・」と、ここに書く必要が無いレベルの事まで教えて「あぁそうか」となったそうです。
さらに、名古屋で乗ったタクシーでは「言いがかりをつけて無銭乗車する方が増えたので、最近は夜に繁華街で一人で手を挙げる若い人は乗せないんですよ〜」と聞いたので、どの程度か確認したくなり他のタクシーでも聞きましたが、乗車拒否とは言わないまでも同じケースは増えているという事でした。
こうした話は私だけでなく、皆さんも多かれ少なかれ聞いた事があるかもしれませんが、「世知辛い」「最近の若いものは」というだけで簡単に終わらせられない話です。
それは、彼らが親になるからです。
その前に、彼らは上司や先輩社員としてOJTに関わります。
保育が出来る役割や責任を強く感じつつ、私達保育関係者に出来る事を常に問い続けたいと思います。